にいがた東区ゲンキ魂

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羽賀佛壇店

オーダーメードの仏壇製作を通して
想いを後世に伝えるお手伝いをしています。

お仏壇の前で手を合わせる…かつては日本人の当たり前の習慣でした。現在は核家族化が進み、仏壇を持たない家庭も増えてきていますが、亡くなった人を偲ぶ、家族が集まってご先祖に思いをはせる…大切な人を思う時、やはり仏壇があってほしいもの。
羽賀佛壇店は、明治40年創業の新潟仏壇を製造販売するお店。戦後、2代目の時に現・中央区上大川前通から山木戸に移転しました。「当時は東新潟地区に仏壇店がなく、大変喜ばれたそうです」と答えるのは4代目の羽賀良介さん。良介さんは漆塗・箔押部門の伝統工芸士で、奥様の富美子さんも蒔絵部門の伝統工芸士。今では伝統技術を使ったオーダーメイドの仏壇を作るお店は少なくなっています。良介さんはお客様のヒアリングや発注など、プロデューサー的役割も務めます。
新規の仏壇製作のほか、仏壇の修理や仏像修復の依頼も増えているそう。先代・先々代が制作した仏壇を手掛けることも多いのだとか。傷んだ箇所や汚れを落とすだけでなく、現代の暮らしに合わせてサイズを変えたり、故人を思い起こせる絵柄を入れたり…お二人の忠実な手仕事で、長年継承してきた仏壇に新たな命を吹き込んでいます。

PR動画メッセージ

選定ポイント

新潟仏壇の伝統と技術を
現代に伝える
想いを伝える唯一無二の
仏壇づくり
伝統工芸の素晴らしさを
伝える活動

羽賀仏壇店の思い

伝統工芸をもっと身近に。本物に触れてもらいたい。
新潟仏壇の伝統を継ぐ者として、長く愛される仏壇づくりを続けていきます。

「新潟・白根仏壇」は、経済産業大臣指定の伝統的工芸品。認定を受ける新潟仏壇組合に所属し、伝承される新潟仏壇は、蒔絵の装飾が多く、優美で華やかなのが特徴です。職人の数は年々減っており、材料や道具も入手しにくくなっていますが、新潟の伝統技術を使った仏壇を残したいと思っています。新規のニーズは確かに減っていますが、残るべきものは残ります。仏壇は後の世代に受け継がれていくもの。例えば木に無理のかかる化学塗料は使わず、天然の漆仕上げに塗り直すことで、長く愛されるものを作っていきたいですね。

伝統工芸の技術を活かし、地域の皆さまの想いを後世につないでいきます。

地域密着のおかげで昔からさまざまなご依頼がありますが、近年は長年受け継いできたお仏壇を解体し、木地や金具の修理、漆塗り・蒔絵を施し新品同様に蘇らせる「お洗濯・塗り替え」が増えています。また地域のお寺の仏像・仏具の修復などもご依頼いただいています。中にはお気に入りの食器の金継ぎ※や、雛人形や硯箱の修復といったご相談も。いずれも共通するのは「大切なものを残したい」という想い。伝統工芸の技術としてはまだまだ入り口ですが、もっと勉強して、未来へつなぐことができればうれしいです。
※金継ぎ……割れや欠け、ヒビなど、陶磁器の破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法。

錦鯉の箸置き「KOIOKI」など、新しい商品づくりにも取り組んでいます。

もっと身近に伝統工芸の技術に触れてもらいたいと思い、仏壇製造を本業としながらも、さまざまな創作活動に取り組んでいます。2013年頃から錦鯉をモチーフに作っている箸置き「KOIOKI」は、新潟市のふるさと納税の返礼品にも選ばれ、好評をいただいております。欠けても修復ができるよう、朴の木(ホオノキ)を使い、最初の下地段階から最後まで天然漆と蒔絵を施しています。今、日常の中で伝統工芸品を使うことが注目されていますが、箸や箸置き、器は日本人の暮らしや所作のベースとなるもの。身近なものから触れて楽しんでもらいたいですね。

若者や子どもたちに、日本の技、伝統工芸を伝えていきます。

子どもたちにも日本の伝統工芸、伝統文化を知ってもらえるよう、ワークショップの依頼には積極的に応じています。昨年、東区役所で開催したワークショップでは、金箔入りの和紙に蒔絵を描いてしおりを作りました。他にも北方文化博物館や、旧小澤家住宅などでも開催しています。伝統工芸に触れ、日本文化の良さを知ることで、歴史や先祖を思い、ゆくゆくは仏壇に手を合わせるようになってほしいですね。

(写真)お話を伺った羽賀良介さん、奥様の富美子さん

羽賀佛壇店

1907年(明治40年)創業。仏壇のオーダーメード製造・販売のほか、年月を経たお洗濯やリフォームも対応。店頭ではお線香や仏具も販売。伝統工芸士や作家による和雑貨も充実。

住所:新潟市東区山木戸6丁目11-6
電話:025-273-1791
ホームページ:https://www.facebook.com/hagabutsudan/

アクセスマップ

更新日:2020年9月1日