にいがた東区ゲンキ魂

産業の現場を見る東区社会科見学

山の下閘門排水機場

4台のポンプが、24時間365日、
東区の暮らしを支えています。

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新潟県新潟地域振興局・地域整備部機場管理課長の高木さん

新潟県新潟地域振興局・地域整備部機場管理課長の高木さん

「みんなでいこうよ 社会科見学」の記念すべき第1回目は、「山の下閘門排水機場」です。東区に住んでいる私たちには親しみのある通船川と栗ノ木川を、信濃川とつなぐ役割を果たしています。「閘門」とは、水面の高さが違う場所で船を通すため、水面の高さを上下させるエレベーターのような施設のこと。また、排水機場は、自然の力では雨水や川の水が海に流れていかない場所で、機械の力で水をほかの川や海に流すための施設です。

案内してくださったのは、新潟県新潟地域振興局・地域整備部機場管理課長の高木薫さんです。

新ポンプ場の事務所

長円形にガラス張りの上層部のデザインが印象的な新ポンプ場の事務所を訪ねました。「それでは、場内を回りながら説明します。」と最初に通されたのが、大小のモニターが並ぶ「操作制御室」。ここでは、山の下閘門排水機場をはじめ、阿賀野川と通船川の合流地点にある津島屋閘門排水機場、新井郷川閘門、竹尾揚水機場を一元管理しています。


新ポンプ場の屋上から

次に、新ポンプ場の屋上に特別に上らせてもらいました。閘門の右手に通船川と栗ノ木川、左手には信濃川が見えます。


ひとくちメモ

軟弱な地盤に加え、海抜がほぼ0mである通船川・栗ノ木川流域は、新潟地震の際、あちこちで川の堤防が壊れ大きな被害を受けました。この施設は、地震後の昭和43年に地域を水害から守るために建設されました。

通船川・栗ノ木川の水位と環境を保ってくれる頼もしい施設です。

山の下閘門排水機場の役割は3つあります。1つ目は、水をポンプの力で阿賀野川や信濃川に排水し、豪雨の時にも通船川・栗ノ木川流域に水があふれないようにすること。2つ目は、約2mの差がある水位を閘門内で調節する船のエレベーターの役割です。3つ目は、定期的に阿賀野川や鳥屋野潟から水を取り入れて、信濃川に排水することにより、通船川と栗ノ木川の水質が悪くなるのを防ぐことです。

水面の高さ(m)

日をあらためて、船が閘門を通る様子を見学しました。閘門は次のような手順で開閉して船を通します。

船の閘門の通り方閘門の説明

運搬船が材木を引いて来ました。閘門の開閉が手順どおりに行われて、船と材木は見事に高低差約2mもある信濃川から閘門を通り、通船川に入っていきました。

ひとくちメモ

山の下閘門は、日本でも珍しいセクターゲート方式という観音開きの扉の閘門です。閘門を開閉し、約2mの水位を調節します。ゴウゴウと流れ落ちる水の音が迫力満点!!

新ポンプ場の完成でさらにパワフルに!
豪雨の際の水害を最小限に抑えます。

ポンプ

東区の約3分の1は海抜0m地帯で、阿賀野川や信濃川の水面より低くなっています。昭和39年の新潟地震で、通船川と栗ノ木川は壊滅的な被害を受けました。その災害復旧として、まず、阿賀野川や信濃川からの水が流れ込まないように、津島屋と山の下の閘門排水機場で川を締め切りました。そして、通船川と栗ノ木川を人工的にさらに低く掘り下げ、雨水を受け入れやすくしました。

その反面、川にたまった水を自然の力で排水することができなくなったので、24時間体制で水位を見守り、ポンプの力で強制的に排水することになりました。

平成10(1998)年8月4日に、新潟市を中心に記録的な大雨が降りました。短い時間にあまりにたくさんの雨が降ったので、それまでの3台のポンプでは排水が間に合わず、通船川や栗ノ木川の水がまちにあふれて大きな被害が出ました。

 

この時と同じ規模の豪雨になった場合でも、被害を最小限に抑えられるように、新しいポンプ場を建設しました。平成15年4月から使用されている新ポンプ場ができたことによって、従来21.6 t/sだった排水能力は、2倍以上の51.6 t/sとなりました。

ひとくちメモ

新ポンプ場の完成により、排水能力は2倍以上にアップ。例えば、25mプール(8コース)の水を全部排水するのに、以前は約18秒かかっていたのが、今では約8秒に短縮されました。

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山の下閘門排水機場
住所:新潟市東区沼垂6012-2
電話:025-273-8446 FAX:025-273-8456
見学を終えて・・・

山の下閘門排水機場で働いているみなさんは、私たち東区の暮らしを守るため24時間体制で通船川と栗ノ木川の水位を監視しています。 そのおかげで私たちは安心して暮らせるのです。感謝!感謝!高木さんをはじめ職員のみなさん毎日ご苦労さまです。これからもよろしくお願いします!

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更新日:2009年10月5日